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生きること (前編)

【 生きること 】


寒い寒い冬のある日。

『涼、ただいま!』

パパが知らない女の人と帰ってきた。

『君が涼くん?こんばんわ。』

僕は走って自分の部屋に逃げ込んだ。
ママがいない日にパパが女の人と・・・
それがどういうことなのか、小5にもなれば意味くらいわかる。

『涼!一緒にご飯食べよう。』

パパの声は聞こえていたけど、僕は布団に潜って部屋から出なかった。


暫くし、玄関の閉まる音で僕は目が覚めた。
いつの間にか眠っちゃってた。

僕はソーっとドアを開け、音を立てないようにキッチンへと向かう。
お腹も空いたし、ママが帰っているかもしれないから。

ガチャ。

『あ、ママ!』

キッチンにはママがいた。テーブルには夕食の準備もしてあった。
僕はそれを食べながら、さっきのことをママに話したんだ。
するとそこへパパが帰ってきた。

『なんだ涼、あいさつくらいしたって・・・』

『さっきのことママに言っちゃったからね!』

僕はパパの言葉を遮るように言ってやった。

『おいおい、変なこと言うなよ。』

ちょっと焦った感じでパパが言う。
ママは悲しそうな顔をしていた。


次の日も、また次の日も、パパはその女の人を連れてきた。

どうして?
ママがいるのに・・・

ママは何も言わず、悲しそうな顔をしていた。

なんで・・・なんで何も言わないの?


そんな日が暫く続いたある日、

『明日は会社が休みだし、ドライブに行こう!』

とパパが言い出した。
なんか久しぶりな気がする。

『ママも一緒だよね!』

僕がそう言うと、パパはため息をつきながら答えた。

『はぁ・・・またママか・・・』

なんでそんなこと言うの?
ママがかわいそうだよ・・・

ママは悲しそうな顔で、僕を見ていた。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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No title

なんか切なくなりましたo(TωT )( TωT)o ウルウル
ママもかわいそうだし、続きが気になるわ・・・・・・┃電柱┃_・)ジー

>団子ゆうさん

読んで下さり、ありがとうございます♪

もう少しで後編も書き終わるので、明日UPしますねーww

続きも是非、読んで下さい!!
┏(<:) ぺコチョン♪
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